朝観光のススメ

2022年12月01日(木)

朝観光

京都市ビジターズホストがおすすめする朝観光 嵯峨・嵐山エリア 「早朝の嵐山で絶景ひとり占め!嵯峨野地区をめぐる朝さんぽ」

京都でも有数の観光スポット、嵐山。日中の混雑を避け、いつもより少し早起きをして出かけると、嵐山の美しい景色を独占できることも。嵐山エリアに宿泊して、朝のすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込みながら、日本有数の絶景を満喫しに出かけませんか。嵐山の絶景ポイントをめぐるコースをご紹介します。


渡月橋からの景色

まずは渡月橋からスタート。嵐山公園中之島地区側からの眺めは、嵐山や愛宕山を借景とした絵葉書のような風景が広がります。早朝は山の向こうの亀岡市側から流れてきた雲海の上に愛宕山頂が顔をのぞかせて、幻想的な雰囲気をまとうことも。

渡月橋
【住所】京都市右京区嵯峨中ノ島町
【アクセス】京福電車、阪急電車「嵐山」下車 徒歩約2分



嵐山公園亀山地区展望台

渡月橋を渡り、すぐの道を左折して桂川沿いに進むと、嵐山公園亀山地区へ上る階段があらわれます。その階段をのぼっていくと、空が開けたところに、丸太を半分に切ったようなベンチが並んでいます。そこが展望台です。
眼下に保津川が流れ、左側に嵐山、右側に小倉山がそびえたち、その間をV字に切り立った保津峡の絶景が眺められます。春は桜から新緑、秋は紅葉、と季節の移ろいを間近に感じることができる、隠れた絶景ポイントです。時間帯があえば、保津川下りの舟が進んでいく様子や、トロッコ列車が走りぬけるところも見ることができます。



ちなみに、嵐山公園というのは嵐山一帯にわたる地域の公園の総称で、亀山地区、中之島地区、臨川寺地区の3地区からなっていて、亀山地区の名称は、公園敷地内に亀山天皇・後嵯峨天皇・後伏見天皇の火葬塚があることに由来し、その名前がつけられたとも言われています。
 

基本情報 

京都府立嵐山公園
【住所】京都市右京区嵯峨亀ノ尾町6
【アクセス】・JR「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩15分
・京福電車、阪急電車「嵐山」下車 徒歩約5分



竹林の小径

亀山地区展望台を下り、そのまま進むと、嵐山の名勝のひとつ、竹林の小径に入り込みます。日本人観光客のみならず外国人観光客にも大人気のこの場所はたくさんの方で賑わい、なかなか思うような写真が撮れないのが悩みですが、早朝散歩なら大丈夫。比較的人の少ない時間帯に加え、朝日が竹の隙間から入り込んで、キラキラした美しい絶景が堪能できます。


 

基本情報

竹林の小径
【住所】京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
【アクセス】・京福電車「嵐山」駅下車 徒歩10分
・JR「嵯峨嵐山」駅下車 徒歩13分



京都嵯峨 御髪神社 (みかみじんじゃ)

竹林の小径での写真撮影を終え、そのまま左手の方向に坂を下ると、御髪神社が見えてきます。百人一首に詠われた小倉山のふもとに位置する、日本で唯一の髪の毛の神様を祀る神社。全国から美容師や理容師 のほか、髪の毛に対する悩みのある方々からの厚い信仰を受けているそうです。小さなお社の隣には、全国から献納された髪を納めた髪塚もあり、静寂な雰囲気を醸し出しています。


 

基本情報

京都嵯峨 御髪神社
【住所】京都市右京区嵯峨小倉山田渕山町10
【アクセス】・京福電車「嵐山」駅下車 徒歩10分
・JR「嵯峨嵐山」駅下車 20分



御髪神社の前の池のほとりの小径を抜けると「落柿舎」が見え、さらに、嵯峨釈迦堂門前通りを進むと、嵐山のメインストリートに出ます。
 



朝のすがすがしい空気をいっぱい吸い込みながら、嵐山での朝さんぽを楽しんでみてはいかがでしょうか。


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ライター紹介


小林 睦代(こばやし むつよ) *通称:KOBA(コバ)
大阪出身ですが、京都にお嫁に来て四半世紀、今ではどっぷり京都人になりました。旅行会社勤務(メキシコ駐在経験あり)を経て、現在は京都市ビジターズホストとして活動しています。京都のことのみならず、欧米諸国や国内他地域との違いを比較してご紹介することが得意です。