2022年07月20日(水)
京都市ビジターズホストがおススメする 「神職とめぐる世界遺産下鴨神社 京に寄り添う水と神事」プラン
京都市街地の北東部、賀茂川と高野川との合流地点にある下鴨神社。正式には「賀茂御祖神社（かもみおやじんじゃ）」ですが、鴨川の下流にまつられているお社というところから「下鴨神社」と親しみを込めて呼ばれています。今回は、朝からこの下鴨神社を神職の方の案内で拝観できるプランをご紹介。 様々な神事が執り行われる「井上社（御手洗社）」や、神様のお台所「大炊殿」の拝観など、信仰と密接にかかわっている「水」ついてのお話を伺います。さらに、拝観の後はご神水を使用したオリジナルスイーツを楽しめます。朝の厳かな空気と、盛りだくさんの見所を楽しめるプランを京都市ビジターズホストの私がご紹介します。
下鴨神社 本殿
神職の方に案内されて本殿への門を潜ると、厳かな雰囲気にグッと引き込まれる本殿の敷地内へ。下鴨神社の本殿は、東西に2つ並ぶ流造（ながれづくり）で、国宝に指定されています。西殿は「賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）」、東殿には「玉依媛命（たまよりひめのみこと）」がまつられています。「賀茂建角身命」は厄除け方除け・旅行安全・試験合格などのご利益があるとされています。「玉依姫命」は、婦道の守護神として縁結び・安産・育児の神のほか、水を司られる神としても信仰されています。
★チェックポイント
本殿の敷地は下鴨神社の全体の敷地に比較すると少しコンパクトに感じるかもしれません。どうしてこんなに広い敷地があるにも関わらずこのような作りなのか、ぜひ現地で案内されるときに聞いてみてください。
井上社（御手洗社）
境内の東側に位置する、社殿が井戸の井筒の上に祀られていることから名前がついた井上社（別名：御手洗社）。病気やけが、さまざまな災難除けの神様として信仰を集めており、おはらい・お清めの社として知られています。お社の前には「みたらしの池」があります。とても透明度が高く、朱色の建築物・青空・緑の植物と調和し、美しい景観を作り出しています。こちらの池では、葵祭に先立って行われる斉王代御禊の儀（さいおうだいみそぎのぎ）、立秋の前夜の「矢取りの神事(夏越神事)」、土曜の丑の前後4日間には足つけ神事が執り行われる重要な場所です。
★チェックポイント
こちらの池はある和菓子の発祥の地だと言われています。池に湧きあがる水泡をかたどっているのだとか。池の名前が大きなヒント。下鴨神社周辺には、この和菓子が名物のお店もあるので、ぜひこちらの名物もご堪能ください。
【住所】京都市左京区下鴨泉川町59
【開閉門時間】6:30～17:00
【アクセス】・京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩約10分
・市バス「下鴨神社前」下車、徒歩約5分
【電話番号】075-781-0010
旧三井家下鴨別邸（きゅうみついけしもがもべってい）
下鴨神社の南に位置する、三井財閥・三井家の別邸として、大正時代に造営された旧三井家下鴨別邸。主屋、玄関棟、茶室の３つの建物で構成され、江戸・明治・大正と3つの時代の建築を味わうことができます。「大正期までに建てられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されている」と2011年には重要文化財に指定されました。歴史を感じる別邸の室内には別邸に関する資料もあり、主屋の和室は南に広がる庭園と一体となった開放的な造りになっています。
★チェックポイント
庭園を歩きながら、広大な敷地に佇む近代京都の名建築と池に別邸が映し出された水面が調和した景色もとても美しく、こちらも見どころ。
今回のプランでは、こちらの別邸にてプラン限定の特別なメニュー「ご神水ゼリー」をいただくことができます。下鴨神社摂社で美麗の神と信仰をあつめる「河合神社」のご神水を使用した「ご神水ゼリー」と飲み物です。甘すぎず、抹茶の爽やかな風味が香るこちらのゼリー。手入れされた美しいお庭を眺めながら、ゆっくりと一息をついて、贅沢な朝のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
旧三井家下鴨別邸
【住所】京都市左京区下鴨宮河町58-2
【開閉門時間】9:00～17:00（受付終了 16:30）
【アクセス】・京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩約5分
・市バス「出町柳駅前」下車、徒歩約5分
・市バス「葵橋西詰」下車、徒歩約5分
【電話番号】075-366-4321
中南美穂 (なかなん みほ)
京都市在住の元英語教師。京都が好きでガイドに転身。外国人観光客向け舞妓ショーの司会・通訳などを経験し、現在は京都市ビジターズホストとして活動。また、帰国子女・教員としての経験を活かし、英語コーチとして初心者向け英会話レッスンや中上級者向け発音矯正レッスンを提供中。Instagram: ＠m__sanpo
下鴨神社 本殿
神職の方に案内されて本殿への門を潜ると、厳かな雰囲気にグッと引き込まれる本殿の敷地内へ。下鴨神社の本殿は、東西に2つ並ぶ流造（ながれづくり）で、国宝に指定されています。西殿は「賀茂建角身命（かもたけつぬみのみこと）」、東殿には「玉依媛命（たまよりひめのみこと）」がまつられています。「賀茂建角身命」は厄除け方除け・旅行安全・試験合格などのご利益があるとされています。「玉依姫命」は、婦道の守護神として縁結び・安産・育児の神のほか、水を司られる神としても信仰されています。
★チェックポイント
本殿の敷地は下鴨神社の全体の敷地に比較すると少しコンパクトに感じるかもしれません。どうしてこんなに広い敷地があるにも関わらずこのような作りなのか、ぜひ現地で案内されるときに聞いてみてください。
井上社（御手洗社）
境内の東側に位置する、社殿が井戸の井筒の上に祀られていることから名前がついた井上社（別名：御手洗社）。病気やけが、さまざまな災難除けの神様として信仰を集めており、おはらい・お清めの社として知られています。お社の前には「みたらしの池」があります。とても透明度が高く、朱色の建築物・青空・緑の植物と調和し、美しい景観を作り出しています。こちらの池では、葵祭に先立って行われる斉王代御禊の儀（さいおうだいみそぎのぎ）、立秋の前夜の「矢取りの神事(夏越神事)」、土曜の丑の前後4日間には足つけ神事が執り行われる重要な場所です。
★チェックポイント
こちらの池はある和菓子の発祥の地だと言われています。池に湧きあがる水泡をかたどっているのだとか。池の名前が大きなヒント。下鴨神社周辺には、この和菓子が名物のお店もあるので、ぜひこちらの名物もご堪能ください。
基本情報
賀茂御祖神社（下鴨神社）【住所】京都市左京区下鴨泉川町59
【開閉門時間】6:30～17:00
【アクセス】・京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩約10分
・市バス「下鴨神社前」下車、徒歩約5分
【電話番号】075-781-0010
旧三井家下鴨別邸（きゅうみついけしもがもべってい）
下鴨神社の南に位置する、三井財閥・三井家の別邸として、大正時代に造営された旧三井家下鴨別邸。主屋、玄関棟、茶室の３つの建物で構成され、江戸・明治・大正と3つの時代の建築を味わうことができます。「大正期までに建てられた大規模別邸の屋敷構えが良好に保存されている」と2011年には重要文化財に指定されました。歴史を感じる別邸の室内には別邸に関する資料もあり、主屋の和室は南に広がる庭園と一体となった開放的な造りになっています。
★チェックポイント
庭園を歩きながら、広大な敷地に佇む近代京都の名建築と池に別邸が映し出された水面が調和した景色もとても美しく、こちらも見どころ。
今回のプランでは、こちらの別邸にてプラン限定の特別なメニュー「ご神水ゼリー」をいただくことができます。下鴨神社摂社で美麗の神と信仰をあつめる「河合神社」のご神水を使用した「ご神水ゼリー」と飲み物です。甘すぎず、抹茶の爽やかな風味が香るこちらのゼリー。手入れされた美しいお庭を眺めながら、ゆっくりと一息をついて、贅沢な朝のひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
旧三井家下鴨別邸【住所】京都市左京区下鴨宮河町58-2
【開閉門時間】9:00～17:00（受付終了 16:30）
【アクセス】・京阪電車「出町柳」駅下車、徒歩約5分
・市バス「出町柳駅前」下車、徒歩約5分
・市バス「葵橋西詰」下車、徒歩約5分
【電話番号】075-366-4321
※「神職とめぐる世界遺産下鴨神社 京に寄り添う水と神事」プランの詳細・お申込みはこちら（https://select-type.com/rsv/?id=__Jofi2Fw9Y&c_id=225356&w_flg=1）から
【期間】 通年
※設定日はお申込みフォームにてご確認ください
【時間】各日9:00～11:00（所要時間 約２時間）
※参加ご希望の2日前の10：00までにご予約下さい。
【料金】お一人 3,800円（別途 旧三井家下鴨別邸の入館料要）
【人数】各回 2～20名
【開催場所】下鴨神社・旧三井家下鴨別邸
ライター情報
中南美穂 (なかなん みほ)
京都市在住の元英語教師。京都が好きでガイドに転身。外国人観光客向け舞妓ショーの司会・通訳などを経験し、現在は京都市ビジターズホストとして活動。また、帰国子女・教員としての経験を活かし、英語コーチとして初心者向け英会話レッスンや中上級者向け発音矯正レッスンを提供中。Instagram: ＠m__sanpo
