2020年05月22日(金)
Kyoto Photo Spot ~写真で楽しむ京都の朝~
落ち着いたら見に来て欲しい、京都の朝の絶景をお届けします。
四季折々に異なる美しさを持ち、歴史や自然に彩られた京都の景色、日中の活気ある雰囲気とは少し違う、静かで幻想的な朝の様子を楽しむことができます。
コロナ収束後、京都にお越しいただく際のご参考にしていただいてはいかがでしょうか。
平野神社の朝桜(春)
平安遷都に伴って、奈良から京都に遷された唯一の社と伝わります。
京都を代表する桜の名所として平安時代から名高く、平野神社発祥の桜として知られる早咲きの「魁(さきがけ)桜」をはじめ、約60種400本の桜を楽しめます。
夜には、ライトアップされた境内一円の桜が夜空いっぱいに浮かび上がります。
哲学の道と桜並木(春)
銀閣寺から若王子神社の間を結ぶ約2キロの散策路で、多くの哲学者が好んで散策し、思索にふけったことから「哲学の道」と呼ばれています。
沿道には桜並木が続き、周辺には社寺やカフェなど数多くあり京都観光を満喫できるスポットです。
そばを流れる川は、京都の復興をかけた明治時代の一大事業「琵琶湖疏水」の分流で、滋賀県の琵琶湖から流れてきています。
南から北へ水が流れているところからも、人工の川ということがみられます。立ち寄った時にはぜひチェックしてみてください。
嵯峨鳥居本の青もみじ(春)
京都の北西、小倉山の北麓から清滝にかけての地域で、昔ながらの集落、町並みが残っていることから、「重要伝統的建造物群保存地区」にも指定されています。
また、古くより火伏、防火に霊験のある神社として知られる愛宕神社への参詣道でもあります。
秋の紅葉も素晴らしいですが、山あいの自然と新緑のもみじ、朱塗りの鳥居のコントラストも絶景です。沿道にある化野(あだしの)念仏寺や茅葺の家などもみどころです。
朝日に照らされた東山の五重塔(夏)
日中は多くの人で賑わう東山エリアで、ひと際目を引く五重塔「八坂の塔」。
東山を代表するフォトスポットとしても有名で、早朝ならしっとりとした雰囲気の東山界隈の町並みを楽しむことができます。
朝早くから開門している世界遺産・清水寺の拝観をして、清水の舞台から望む京都市内の眺めは必見です。
朝焼けに映える東寺五重塔(秋)
東の空が朝日で明るみ、堀に映し出された五重塔は、1200年の歴史に培われた「いにしえの京都」の原風景を思い起こさせてくれる絶景です。
東寺は平安遷都とともに平安京鎮護(ちんご)のために建立された寺院で、のちに嵯峨天皇が弘法大師空海に下賜された真言密教の根本(こんぽん)道場としても知られています。
境内は早朝から開門されているので、南から北へ一直線に並ぶ平安時代そのままの伽藍(がらん)配置に思いを馳せてみるのも一考です。
朝日で煌めく嵐山の雪景色(冬)
嵐山を代表する観光スポット「渡月橋」と、年に数えるほどしか見ることのできない希少な嵐山の雪景色。
雪が積もることが少なくなった京都で雪景色を楽しむなら、雪解け前の早朝に限ります。
朝日に照らされ、白銀に輝く嵐山はこの上もない絶景です。
山紫水明の都 京都の眺望(冬)
三方を山に囲まれた京都は、南に裾野を広げる盆地になっていて、なだらかな峰が連なる山々と市街地が一体となり美しい景色が広がります。
御室八十八カ所霊場から望む朝日に照らされた京都の景色は、言葉にできないほど清々しく、心洗われます。
静寂に包まれた朝の祇園界隈(冬)
夜に賑わう祇園も朝には静けさを取り戻します。ここぞとばかりに住人(猫)が縦横無尽に闊歩(かっぽ)します。
祇園の芸妓さん、舞妓さんからの信仰を集める伎芸(ぎげい)上達のご利益のある辰巳大明神も見守ってくれています。
写真提供:@kyotophotograph
2020年5月22日更新