夜観光のススメ

2019年12月20日(金)

夜観光

京都の夜の年中行事【冬編】

昼間とは違った雰囲気を味わえる夜の寺社仏閣では、歴史ある年中行事が執り行われています。
伝統を感じる特別な夜を過ごしてみませんか。

 

恵美須神社(えびすじんじゃ)

十日ゑびす大祭(初ゑびす)


 

商売繁盛・家内安全の神で「京のえべっさん」の名で親しまれる恵美須神社。
初ゑびすはゑびす神の生まれた日とされる1月10日をはさんだ5日間行われ、期間中は「商売繁盛でササ持って来い」の掛け声とともに吉兆笹が授与されます。
9日、10日は夜通し開門され、境内をはじめ付近には多くの露店が並び、賑わいます。11日の20:00には舞妓さんによる福笹と福餅の授与が行われます。

日時 2020年1月8日(水)~12日(日)
 8日 招福祭 9:00~23:00
 9日 宵ゑびす祭 9:00~夜通し開門
 10日 十日ゑびす大祭 夜通し開門
 11日 残り福祭 ~24:00
 12日 撤福祭 9:00~22:00
料金 参拝は無料
(福笹3,000円、福俵・福箕・福鯛・福熊手各1,000円)
アクセス 京都駅から市バス4・17・205系統「河原町松原」下車徒歩約5分
JR奈良線「東福寺」駅から京阪電車「祇園四条」駅下車徒歩約5分
問合せ先 075-525-0005
 

法界寺(ほうかいじ)

裸踊り(修正会)



五穀豊穣・万民快楽・諸願成就などを祈願する修正会法会(しゅしょうえほうえ)が元日から14日間行われ、その結願日となる1月14日の夜に行われます。
精進潔斎(しょうじんけっさい)を行った少年・青年会の信徒が2組に別かれ、下帯だけになり、水垢離(みずごり)をとった後、
阿弥陀堂正面の縁側で両手を頭上高く拍ち合わせ、仏さまに帰依を表する「頂礼(ちょうらい)」という言葉を大声で連呼しながら踊ります。
日時 2020年1月14日(火)19:00~21:00
料金 見学無料
アクセス JR奈良線「六地蔵」駅から京阪バス8系統「日野薬師」下車徒歩すぐ
JR「山科」駅から地下鉄東西線「石田」駅下車徒歩約20分
問合せ先 075-571-0024
 

吉田神社(よしだじんじゃ)

節分会



2日と3日は参道や境内に約800の露店が並び賑わいます。2日の18:00から行われる追儺(ついな)式は見ごたえのある神事。
黄金の四つ目の仮面をかぶった方相氏(ほうそうし)が松明を持った童子をともなって登場し、赤・青・黄鬼を追い詰め、上卿以下が桃の弓に葦の矢を射かけて鬼たちを払います。
節分祭の期間中に授与される「疫神斎」と書かれた神札は、悪病災難除けにご利益があるとされます。

日時 2020年2月2日(日)~4日(火)
 2日 18:00~ 追儺式
 3日 23:00~ 火炉祭
料金 参拝は無料
アクセス 京都駅から市バス206系統「京大正門前」下車徒歩約5分
京都駅から地下鉄烏丸線「今出川」駅下車
(乗換)市バス201系統「京大正門前」下車徒歩約5分
問合せ先 075-771-3788

 

壬生寺(みぶでら)

節分会・壬生狂言



本尊・延命地蔵菩薩(重文)に除災招福を祈願して行われる節分会。
京都の裏鬼門に当たることから、白河天皇の発願により始められ、900余年もの歴史を持つという由緒ある行事です。
炮烙に年齢などを墨書きして奉納するのは、壬生寺ならではの信仰。奉納した人は厄除け・開運を得るといいいます。
これらの炮烙は壬生狂言「炮烙割(ほうらくわり)」で割られます。
2・3日には、壬生狂言「節分」を上演(無料)。4日にはぜんざいの無料接待もあります。

日時 2020年2月2日(日)~4日(火) 8:30~21:30
※壬生狂言「節分」は2、3日13:00~20:00
(毎時00分開演、1日8公演)
料金 無料
アクセス JR嵯峨野線「丹波口」駅下車徒歩約10分
京都駅から市バス26・28系統「壬生寺道」下車徒歩約3分
問合せ先 075-841-3381

 

千本ゑんま堂/引接寺(せんぼんえんまどう/いんじょうじ)

強運節分会(きょううんせつぶんえ)



千本ゑんま堂は京の四神の一つである玄武(北方を守護し強運を司る)に位置することから、強運節分会として行われます。
困りごと、諸病、厄除けに、ご本尊ゑんま様の好物こんにゃく(困厄)煮や金上がりだるま他、来る年の幸運を祈願する各種お札が授与されます。
三日夜には「ゑんま堂狂言保存会」により大念仏狂言会が奉納され、その後演者と共に年男年女による豆まきがあります。
豆まきには、黒を意味する玄武に因みゑんま様のお墨付き豆が用いられます。

日時 2020年2月2日(日)・3日(月) 9:00~20:00
(3日は19:30~ ゑんま堂大念仏狂言の奉納終了後に「豆まき式」)
料金 厄除けこんにゃく煮500円、金あがりだるま600円
アクセス 京都駅から市バス206系統「乾隆校前」下車徒歩約2分
問合せ先 075-462-3332

 

因幡堂 平等寺(いなばどう びょうどうじ)

節分法要

境内にろうそくが灯され、本堂にて中国の星まつりが起源と言われる北斗護摩(ほくとごま)と呼ばれる護摩法要が行われます。
節分に「ん」の文字が2つついた食べ物を7つ食べると「運」に通じると言われることから、招運七色と言われている7つの食べ物(きんかん・なんきん・れんこん・にんじん・ぎんなん・いんげん・かんとん(さつまいも))が100名に授与(無料)されます。
※17:00の閉門後、門前で配布される整理券が必要となります。18:30から授与。

日時 2020年2月3日(月) 19:00~21:00(閉門)
料金 無料、お燈明料は一燈500円
アクセス 京都駅から地下鉄烏丸線「四条」駅下車徒歩約3分
問合せ先 075-351-7724


※2019年12月現在の情報になります。日程や時間等変更の場合もありますので、事前にご確認ください。