保存会とバックアップ体制

保存会とバックアップ体制
ほぞんかいとばっくあっぷたいせい

五山の送り火を守り続けてきたのは、それぞれの地元住民を中心とした保存会組織です。

「大文字保存会(NPO法人大文字保存会)」、「松ヶ崎妙法保存会(財団法人松ヶ崎立正会)」、「船形万燈籠保存会」、「左大文字保存会」、「鳥居形松明保存会」と五つの保存会が地元の住民と寺院とのタッグにより、それぞれ個々の送り火を運営・管理していますが、その保存会同士の集まりもあり「京都五山送り火連合会」といいます。また火の行事には消防署による徹底した防火管理等が必要なため、京都市消防局のバックアップも不可欠であり、記録伝承の保存や補助金など京都市による援助も必要です。さまざまな経過を経てきましたが、今ではこのように官民一体となって、先祖より脈々として受け継がれてきた送り火を後世に受け継ぐべく、それぞれの団体がそれぞれの立場で日々活動しています。

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