「斎王代」って?

「斎王代」って?

その昔、伊勢神宮に奉仕した内親王(天皇の娘)を「斎宮」と呼ぶのに対し、賀茂社に奉仕した内親王を「斎王」と呼びました。「斎院」とは奉仕前に精進潔斎するための、研修施設のことを指しましたが、「斎王」のことを、その住んでいる場所から「斎院」とも呼ぶようになりました。斎王がいる間は、もちろん「斎王」自身が賀茂祭のヒロインでしたが、鎌倉時代に「斎王」の制度が無くなってから、後世では「斎王代」がその役を務めるようになりました。文字通り斎王の代理です。「葵祭」が幾度かの中断の後、戦後の復興の折には京都の一般市民の未婚女性が「斎王代」として選ばれるようになりました。任期は1年です。
ちなみに初代の斎王は平安時代初期の嵯峨天皇の娘、「有智子(うちこ(し))内親王」。最後の斎王は鎌倉時代、後鳥羽天皇の娘「礼子(いやこ)内親王」でした。

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