明治時代(1868~1912)4

明治時代(1868~1912)4
めいじじだい(1868~1912)4

●建都1100年に建てられた平安神宮
ちょうど100年前の明治28年は、平安建都1100年に当たり、平安神宮はその記念祭のモニュメントとして竣工された。丹塗りの柱と緑の瓦が鮮やかな社殿は、平安京大内裏の大極殿朝堂院を8分の5に縮小して再現。神苑は、庭造りの名人として名高い小川治兵衛(植治)の作庭。春は紅しだれ桜、夏は花菖蒲、秋は紅葉、冬は雪景と四季折々の美しさを見せる。平安神宮の祭りといえば、祇園祭、葵祭とともに京都三大祭に数えられる時代祭。平安時代から明治の初めにいたる各時代の時代風俗の大行列が、京都御所から平安神宮まで豪華絢爛な一大絵巻を都大路に繰り広げる。毎年10月22日に行われるのは、桓武天皇が平安京に入られた日に当たるからという。

「京の用語集」一覧に戻る