明治時代(1868~1912)3

明治時代(1868~1912)3
めいじじだい(1868~1912)3

●当時の先端技術を知る疏水沿いの道
南禅寺境内の奥、塔頭の南禅院の前に煉瓦造りアーチ式の水路閣がある。疏水を東山山麓に沿って北へ導くために造られたもので、古代ローマの水道橋がモデルといわれる。禅刹の中にあってエキゾチックな雰囲気が漂う。水路閣から日向大神宮に至る参道周辺は疏水公園になっている。田辺朔郎の銅像があり、疏水工事関係の殉職者17名の霊を慰めるために田辺が私費を投じてつくった殉難碑が立つ。また、南禅寺参道の入り口には、琵琶湖疏水記念館がある。平成元年、琵琶湖疏水完工100周年を記念して建てられた資料館で、疏水工事関係の資料を展示。インクラインの模型や当時の発電機、ベネトン水車なども展示されている。

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