室町時代<前期>(1392~1467)4

室町時代<前期>(1392~1467)4
むろまちじだい<ぜんき>(1392~1467)4

●五山文化の粋を集める承天閣美術館
京都御所の北にある相国寺は、金閣寺、銀閣寺も擁する臨済宗相国寺派の大本山。足利義満が座禅修行のために建立し、京都五山の第二として、室町時代の禅宗文化の中心であった。往時は七重大塔が境内にそびえ、その偉容を誇ったという。しかし、たび重なる火災で堂宇のほとんどを焼失。豊臣秀頼の再建になる法堂が当寺では最古の建物で、天井の狩野光信筆の蟠竜図は、鳴き竜として知られる。境内には、創建600年記念事業の一環として建設された承天閣美術館があり、本山及び、金閣寺、銀閣寺などの国宝、重文の名宝を展示している。

「京の用語集」一覧に戻る