室町時代後期・戦国時代(1467~1573)4

室町時代後期・戦国時代(1467~1573)4
むろまちじだいこうき・せんごくじだい(1467~1573)4

●町衆文化のエネルギーと下剋上
応仁の乱ののちも室町幕府は100年ほど続く。地方に散らばっていた職人たちが、新しい技術を身に付け、京の町は商人たちの活動によって復興される。西陣織で有名な西陣は、応仁の乱で山名宗全側が西軍をしいたところからきている。今もなお、機業地として京の町衆の生活伝統を伝える一角である。一方、将軍家はすっかりひびだらけとなって、下剋上の風潮に流されていった。尾張に興った織田信長の登場である。織田信長は、将軍を追放し、比叡山を焼き打ち、楽市楽座を設けるなど、時代は大きな転換期を迎えていく。

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