幕末から明治維新(1837~1868)5

幕末から明治維新(1837~1868)5
ばくまつからめいじいしん(1837~1868)5

●維新の陰の立て役者、新撰組
近藤勇、土方歳三、沖田総司…。京都の町に血生ぐさい風を巻き起こした新撰組。屯所が置かれた壬生は、壬生狂言でも有名な壬生寺があるところ。宿舎となったのが、壬生寺門前にある八木邸。民家でもあり一般に公開はされていないが、もとは郷士の家だけに、外観だけでもと見に訪れる人も多い。近くにある前川邸も同じように宿舎になり、ここの土蔵で古高俊太郎は拷問されたといわれる。近藤勇の胸像が立つ壬生寺から少し東に行くと光縁寺。本堂の裏の墓所に新撰組隊士の墓が並ぶ。一隊士の馴染みの芸者がここに葬ったのが初めという。壬生の屯所から少し南に下れば、島原の遊廓。角屋、輪違屋などで隊士たちは遊んだ。

「京の用語集」一覧に戻る