幕末から明治維新(1837~1868)4
幕末から明治維新(1837~1868)4
ばくまつからめいじいしん(1837~1868)4
●維新を遅らせた池田屋事件
幕末の事件のなかでももっともドラマチックな事件として想像をかきたてられ、映画や小説の題材となったのが池田屋事件。新撰組に捕まった古高俊太郎奪回のため、秘密の会合をもつ攘夷派の志士に新撰組の襲撃。池田屋の玄関を叩く新撰組、壮絶な斬り合いからの階段落ちなど、映画やテレビでも御馴染みのシーンである。多くの逸材の人物が討ち死にした池田屋は、木屋町三条より少し西に入ったところにあった。現在は、食料品店の前に石碑が立つだけでその面影はない。