江戸時代(1603~1837)6
江戸時代(1603~1837)6
えどじだい(1603~1837)6
●鷹ケ峯の名刹・源光庵と常照寺
光悦寺の斜め向かいは源光庵。伏見城落城の悲劇を伝える血天井が残る。禅寺らしく、本堂には丸窓の「悟りの窓」角窓の「迷いの窓」がある。源光庵の東隣には、吉野太夫ゆかりの常照寺がある。吉野太夫は、豪商灰屋紹益に身請けされた島原の名妓。俗に赤門、または吉野門といわれる山門は、吉野太夫が寄進したものと伝わり、参道の桜はのちに吉野をしのんで植えられたという。毎年4月第3日曜日には、島原の太夫による吉野太夫花供養が行われる。