安土・桃山時代(1573~1603)3
安土・桃山時代(1573~1603)3
あづち・ももやまじだい(1573~1603)3
●京都に数ある信長の墓
信長の墓は、本能寺の他、大徳寺の塔頭のひとつである総見院と、寺町今出川を上がったところに建つ阿弥陀寺(上京区)にもある。総見院は、豊臣秀吉が信長の一周忌に合わせて建立、七日間にわたって大法要を行った寺。寺名も信長の法号にちなみ、本堂には信長の木像と画像が安置されている。境内には秀吉が建てた墓が残るが、信長の遺骨は阿弥陀寺へ納められたといわれている。阿弥陀寺が本当の信長本廟と伝えられ、本堂の裏手の墓地に信長・信忠親子の墓が並ぶ。その周りには森蘭丸などの五重塔が建っている。