菓子型
菓子型
かしがた
京都の四季折々の風情(ふぜい)を写し出す京菓子づくりになくてはならないのが、押し菓子(おしがし)用の木型です。京都のみならず、全国で使われている菓子型(かしがた)のほとんどが、京都の職人の手によって作られています。桜を素材とし、3年間ほど乾燥させた後で使います。古くから伝わる菓子の形に応じて、細かな部分まで丁寧に彫刻された菓子型。この押し菓子用の木型のほかに、打ちもの用の金型もあり、伝統的な技法を今に伝える菓子型職人の腕が、世界に誇る美しい京菓子の伝統を守り続けています。