鹿ヶ谷かぼちゃ
鹿ヶ谷かぼちゃ
ししがたにかぼちゃ
まるで瓢箪(ひょうたん)のような不思議な形のかぼちゃです。夏に収穫され、京都では7月25日に京都市左京区の安楽寺で行われる中風封じの「かぼちゃ供養」に使われることで有名です。寺に参拝した人々に炊いたかぼちゃを振る舞い、中風にならないように祈願する行事です。昔は寺に近い鹿ヶ谷近辺で栽培されていましたが、現在は宅地化が進んだため、ほとんど栽培されていません。甘みはエビスかぼちゃに劣りますが、昔ながらの味と形には独特な魅力があります。