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折上神社

折上神社

 稲荷信仰の主神である倉稲魂神(うがみのみたまのかみ)ほか二柱を祭神とする。山科稲荷、伏見稲荷奥の宮とも呼ばれ、稲荷の一社として、とくに社名「折上」は「織上げ」に通じるところから西陣の織物業者のふかい信仰をうけており、多くの西陣織を集蔵している。

 社伝によれば、和銅4年(712)社殿を建立し、延喜8年(908)左大臣藤原時平が修造したと伝えられるが、この社伝には、山を隔てて接している伏見稲荷社の社伝との混同がみられる。しかし、境内の稲荷塚は古墳とみられ、山に対する信仰と生産の信仰が一体となって稲荷信仰が生れたと考えられ、きわめて古い我国の民間信仰の姿をとどめるもので、長寿開運、商売繁盛の神として広く信仰を集めている。

 幕末、孝明天皇は大嘗祭(だいじょうさい)にさいし長橋局(ながはしのつぼね)を遺して長命の箸(はし)を奉納せられた。以後、毎年12月13日に長命祭が行なわれており、家内安全、厄除開運の長命箸を頒布している。山科区西野山中臣町

基本情報

正式名称 折上神社
住所・所在地 西野山中臣町

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