静寂が息づく

京都の朝に感じる、

旅の黎明。

心が整う神社仏閣の早朝拝観。

ローカルな空気が漂うモーニングや
銭湯の朝風呂。

中心部から足を伸ばして望む絶景。

朝市で持ち帰る、風土が育んだ旬の味覚。

京都の朝には、知られざる

豊かな楽しみ方が広がります。

朝7:30開店「葵家やきもち総本舗 大宮店」

2026年09月08日(火)

  • 上賀茂・北山・大徳寺

朝7:30開店「葵家やきもち総本舗 大宮店」

目次

    上賀茂神社前にお店を構える「葵家やきもち総本舗」。大鳥居前にある「やきもち」のお店で有名ですね。あまり知られていないのですが、新大宮商店街には工場併設の大宮店があり、朝7:30から営業されています。こちらでは、「葵家やきもち」の歴史と大宮店を中心に「葵家やきもち」の魅力をお伝えいたします。

    葵家やきもち総本舗の歴史とこだわり

     

    葵家やきもち総本舗は、世界文化遺産の上賀茂神社の大鳥居前で70年以上にわたり暖簾を守り続ける和菓子店です。

    お店の歴史は昭和25年(1950年)に遡ります。創業者である初代が「上賀茂神社の名物になるようなものを作りたい」という熱い想いを胸に、やきもちの製造と販売を始めたのが全てのきっかけです。店名にある「葵」の文字は上賀茂神社の神紋である双葉葵に由来しており、文字通り神社とともに歩みを進めてきました。創業当初は一の鳥居前の広場にお店を構えていましたが、現在は大鳥居を望む明神会館内へと拠点を移し、現在は3代目がその伝統の味を受け継いでいます。

    名物であるやきもちは、かつてこの地で「葵餅(あおいもち)」の通称でも親しまれ、お餅を香ばしく焼くことで「厄を払う」という願いも込められてきました。特に毎年5月に行われる京都三大祭りの一つ「葵祭」の時期には、多くの参拝客や観光客がこの味を求めて門前を行き交い、古くから神事や地域の人々の暮らしに深く寄り添ってきました。また、お店の包装紙には葵祭の行列の牛車が風情豊かに描かれており、上賀茂の歴史や文化との結びつきの強さを今に伝えています。

    時代が移り変わっても、初代から受け継がれてきたこだわりの製法と素朴な味わいは大切に守られています。外側を包む薄いお餅には、いつまでも柔らかさとコシが続く滋賀県産の江州米(羽二重糯米)が贅沢に使われています。

     

    その中に包まれている自家製の粒あんは、北海道十勝産の大粒小豆を厳選し、上品な甘さの高級鬼ザラ糖を使って職人が毎朝丁寧に仕込んでいます。

     

    この上質な素材の組み合わせにほんのりと香ばしい焼き目をつけた白いやきもちに加え、蔵王産のヨモギを贅沢に練り込んだ豊かな風味のよもぎ餅も、長年多くの人々に愛される定番の味となっています。

     

    こうした伝統を守る確かな姿勢とおいしさは全国的にも高く評価されており、過去には第20回全国菓子大博覧会で最高位にあたる「名誉総裁賞」を受賞した実績もあります。現在では上賀茂の本店だけでなく、京都の主要な百貨店や駅のお土産処などでも広く親しまれる、まさに京都を代表する門前菓子の一つです。

    このように上賀茂の歴史と深く結びついているのが、「葵家やきもち」です。

     

    朝7:30開店の大宮店

     

    上賀茂神社大鳥居前の上賀茂本店は、9時に開店であるのに対して、大宮店はこれより1時間半早い朝7時30分から営業しています。

     

    さらに、大宮店は製造工場を併設している直売所です。お店のすぐ後ろで職人さんが毎朝仕込んでいるため、早朝に訪れますと、まだほんのり温かさが残る「できたて」のやきもちを購入できます。

     

    できたてのお餅は柔らかく、手で持つと伸びるほど。メニューは名物の「やきもち」と、大ぶりな「京おはぎ」の2種類のみに特化しており、工場直売の鮮度を楽しめます。

     

    上賀茂神社と上賀茂本店

    やはり本店と共に上賀茂神社も行きたいという方もおられるかと思いますので、本店についても触れます(大宮店より徒歩約20分です)。

     

    上賀茂神社は朝の時間帯は観光客が少なく、澄んだ空気の中で国宝の本殿や、神様が降臨された神山を模した白い盛砂「立砂(たてずな)」を落ち着いて参拝できます。

    参拝後は、境内の「ならの小川」から続く明神川沿いの「社家町(しゃけまち)」へと自然に足を延ばせます。ここには、代々神社に仕えた神職たちの邸宅が並んでおり、独特の土塀や、かつて従者が暮らしたとされる重厚な「長屋門」が当時の風情を今に伝えています。朝の静寂の中で聴く明神川のせせらぎと、歴史ある長屋の佇まいは、京都の日常の営みを感じさせる特別な散策になります。

    上賀茂本店では、夏季限定のアイスもなかや御赤飯、店頭の鉄板での「やきもち」の温めサービスなどもありますので、こちらも見逃せません。

    夏季限定のアイスもなか

     

    店頭の鉄板での「やきもち」の温めサービス

     

    上賀茂店限定 赤飯

     

    基本情報

     

    大宮店

    所在地 京都市北区紫竹下緑町16
    連絡先 TEL:075-366-2463
    営業時間・定休日 7:00~17:00 年中無休
    アクセス

    市バス 上堀川下車徒歩約5分、京都市営地下鉄北山駅から徒歩約22分

    公式HP 京都土産の葵家やきもち総本舗

     

    上賀茂本店

    所在地 京都市北区上賀茂本山339上賀茂神社明神会館内
    連絡先 TEL:075-366-2463
    営業時間・定休日

    9:00~17:00 年中無休 

    アクセス

    市バス 4系統 「上賀茂神社前」下車すぐ、37系統・9系統「 上賀茂御園橋」下車徒歩5分、 北3系統 「上賀茂御園口町」下車徒歩5分

    公式HP 京都土産の葵家やきもち総本舗

    記事制作:京都市観光協会誘致事業課「朝観光・夜観光」担当

    記事制作協力:葵家やきもち総本舗
     

     

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