東山区渋谷通東大路東入る三丁目上馬町553番地
平重盛の別邸跡。重盛が小松殿と呼ばれていたのはこの小松谷に邸宅を構えていたからだといわれる。重盛は仏教に深く帰依し、48の灯籠をともしたとされる灯籠堂はこの地に建立された。このことから、「燈籠大臣」とも称された。平家没落後は九条兼実の山荘となり、ここに法然を招いて兼実が剃髪出家した。