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黄梅院

黄梅院

 当院は、その前身を黄梅菴といい永禄6年(1563)武野紹鴎(たけのじょうおう)・今井宗久らの帰依により春林宗俶(そうしゅく)を開祖として小菴が営まれるに始まる。のち春林の弟子玉仲宗琇(ぎょくちゅうそうしゅう)が豊臣秀吉・小早川隆景らの帰依のもと、天正11年(1583)より築を改め、同16年(1588)黄梅院として一新し塔頭となった。両公亡きあとは毛利家の菩提寺として今日に至っている。

 方丈・玄関は創建当時の建物で桃山時代の代表建築、正面扉の彫刻も有名。庭園として枯山水様式を取り入れた千利休による直中庭のほか破頭・作佛各庭があり、茶室自休軒は伏見城遺構を移したものといわれ、昨夢軒(さくむけん)は紹鴎好みの茶室としても名高い。また、雪舟の画風を伝える雲谷派(うんこくは)の襖絵四十四面(重要文化財)は見事な水墨画である。

 墓所には戦国武将・文人らが葬られている。北区紫野大徳寺町

基本情報

正式名称 黄梅院
住所・所在地 紫野大徳寺町83-1

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