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駒札・歌碑

雙ヶ岡

 ここから南へ連なる三つの小さい丘を総称して雙ヶ岡という。

 北から一の岡、二の岡、三の岡と呼ばれ、もっとも高い一の岡で海抜116メートルである。一の岡の山頂には平安朝初期の右大臣清原夏野の小円墳があり、また徒然草(つれづれぐさ)の著者兼好法師(けんこうほうし)(1282~1350)は二の岡の西麓に一時庵を結んだといわれる。安土、桃山時代の武将でまた歌人として知られる細川幽斎(1534~1610)も丹後からこの地に移り住むなど、多くの文人墨客がこの地を愛した。

 山頂からは洛西一帯を望んで眺望がよく、古来和歌の名所として知られ、昭和16年11月名勝に指定された。

  いろいろにならびの岡のはつ紅葉

  秋の嵯峨野のゆききにぞみる

  後宇多院

  ちきりおく花とならひの岡の辺に

  あはれいくよの春をすくさむ

  兼好法師 右京区御室小松野町

基本情報

正式名称 雙ヶ岡
住所・所在地 御室小松野町

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