夜観光のススメ

2023年02月01日(水)

夜観光

京都市ビジターズホストがおススメする夜観光 七条・東福寺エリア「高瀬川夜さんぽと路地裏バーをあるく」

英語で「Off the beaten track」と言われる、観光地を少し離れた穴場を訪れるのは、おとなの京都旅の醍醐味です。夕刻を過ぎてから、昼間の疲れを癒すことができ、気軽に出かけられる穴場のスポットがあれば楽しいですよね。京都観光の玄関口、京都駅にあるホテル「ザ・サウザンド京都」から京都の歴史や文化に思いをはせながら、下町情緒のある通りをそぞろ歩き、非日常なバーめぐりも楽しめるコースをご紹介します。

ホテルからは「ステーションループバス」を利用して七条京阪前へ。鴨川沿いに北へ歩きます。
https://www.keihan.co.jp/traffic/specialtrain-goods/stationloopbus/


正面橋-高瀬川ウォーク

バス停から北へ歩くと、鴨川に架かる正面橋のある正面通りに着きます。どこの正面を指すのでしょうか?実は秀吉の建てた方広寺が東側にあり、かつてここに巨大な大仏がありました。その正面という意味です。鴨川の眺めも壮観です。橋を渡って西へ、ホテル丸福楼(旧任天堂の本社)を過ぎると高瀬川沿いに出ます。高瀬川は徳川時代、大仏再建の巨材運搬のために、角倉了以(すみのくらりょうい)父子が鴨川を開削して完成させた運河です。地元で人気の銭湯・梅湯のあるノスタルジックな通りを歩きましょう。



 

基本情報

正面橋
【住所】京都府京都市下京区鍵屋町
【アクセス】京阪バス「七条京阪」から徒歩約2分



幾星 京都蒸溜室

築約140年の京町家を改装した、お洒落なノンアルコール&カクテルバー。祇園で薬草酒バーを営むオーナーが、「飲む香水」をコンセプトに、自社薬草園でとれたハーブや生薬をもとにカクテルに仕立てています。上質の空間で、京都ならではのノンアルコールスピリッツ(蒸留酒)を味わえます。アルコールを飲んでいるのと変わらないように楽しめます。お酒を飲む人も飲まない人も、バーの雰囲気を楽しみたい人はぜひ。ノンアルコールスピリッツ専門蒸溜所も新設する予定です。





 

基本情報

幾星 京都蒸留室
【住所】 京都市下京区早尾町164-2  1F
【営業時間】14:00-22:00 水曜定休
【電話】075-708-2091
【アクセス】京阪電車「七条」駅から徒歩約10分(「清水五条」駅から徒歩約3分)


高瀬川沿いを南へ。散策を楽しみましょう。


Kyoto Beer Lab(京都ビアラボ)

京都産の茶葉にこだわったクラフトビール店。「ほうじ茶スタウト」「深蒸し茶IPA」など、京都ブランドの和束茶と選び抜かれた世界のホップを組み合わせた、オリジナルビールが楽しめます。醸造所を併設したパブでは、発酵の時期に合わせて常に8種のビールと枝豆、ポテトフライなどのフードを味わえます。席数はカウンターやオープンテラスなど15席。春にはお花見、初夏はホタル、夏には高瀬川沿いのウッドデッキで、川に足をつけながらビールを飲むことも。季節を変えて訪れたいですね。





 

基本情報

Kyoto Beer Lab(京都ビアラボ)
【住所】京都市下京区十禅師町201-3
【営業時間】平日 15:00-22:00 / 土日祝13:00-22:00
【電話】075-352-6666
【アクセス】京阪電車「七条」駅から徒歩約6分


バーホッピングの後は、高瀬川や鴨川沿いを散策したり、レトロな銭湯「梅湯」でリフレッシュしたり。桜の季節には、四条から五条にかけて高瀬川沿いのライトアップも楽しめます。
 

★プラス情報★
梅湯
高瀬川沿いにある昭和レトロな雰囲気の銭湯。通常の銭湯営業のほか、音楽イベントの開催などユニークな企画が話題のスポット。
【住所】京都市下京区岩滝町175
【営業時間】14:00~翌2:00 / 6:00~12:00(土日のみ)
【URL】https://twitter.com/umeyu_rakuen (@umeyu_rakuen)
【アクセス】京阪電車「七条」駅から徒歩約6分




 

ライター情報


 Chika
京都市出身、小中学校英語講師。伝統工芸や茶道体験、芸舞妓鑑賞、日本酒等の通訳経験あり。マイブームはキャンプと自転車ボタリング。朝は旦那さんの焼いたパンと焙煎コーヒーで元気をチャージしています。
https://www.kyotovisitorshost.com/ja/profile.php?id=chikadon