京都市左京区鞍馬山山中
奈良時代、鑑真(がんじん)和上の高弟・鑑禎(がんちょう)上人が毘沙門天を本尊として奉安したのが始まり。本殿金堂には毘沙門天、千手観音、護法魔王尊が安置され、これらを合わせて「尊天」と称している。平安時代は都の北方守護の寺として信仰を集めた。牛若丸(源義経)が修行をした地として知られる。牛若丸は幼少の頃、鞍馬寺の別当・東光坊阿闍梨蓮忍に預けられ、禅林坊阿闍梨覚日の弟子となり、遮那王を名乗った。奥州平泉に旅立つ16歳までここで過ごしたとされる。新西国十九番札所。