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八坂神社・忠盛灯篭

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八坂神社・忠盛灯篭

所在地/エリア

京都市東山区祇園町

説明文

社伝によると創建は斉明天皇2年(656)。日本3大祭の一つ、7月の「祇園祭」は平安前期に疫病が流行した際、当社の神にお祈りしたのが始まりと言われる。本殿の東側に『平家物語』巻六に書かれた「忠盛燈籠」という石灯籠がある。ある五月雨の降る夜、白河法皇が祇園女御に会うためにこの辺りを通っていると前方に鬼のようなものが見えた。法皇はお供の平忠盛に討ち取るよう命じたが、忠盛はその正体を見定めてからとして生け捕りにしたところ、それは燈籠に燈明をあげようとした祇園の社僧だった。社僧が身に着けていた雨具の蓑が燈明の光で銀の針のように見えたらしい。この忠盛の思慮深い行動に人々は感嘆したという。燈籠はその時のものといわれている。


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