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滝口寺

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滝口寺

所在地/エリア

京都市右京区嵯峨亀山町10-4

説明文

『平家物語』の滝口入道と横笛の悲恋物語ゆかりの地として伝えられる寺。『平家物語』では三宝寺という名前だが、後に滝口寺とされた。滝口入道は宮中警護に当たる滝口(清涼殿の東北の詰所)の武士・斉藤時頼のこと。時頼は平清盛の西八条殿で催された花見の宴で、建礼門院に仕える横笛の舞う姿を見て恋に陥った。しかし父に許されなかったため、19歳で往生院に入り出家し、往生院の子院だったこの寺で仏道修行に励んだ。これを聞いた横笛は訪ねて行くが、滝口入道は修行の妨げになると横笛に会わず追い帰したという。その帰りに横笛が指を切り、自分の血で歌を記したといわれる歌石が参道の途中にある。本堂には滝口入道と横笛の木像が並べて祀られ、境内に滝口入道と平家一門の供養塔や、平重盛を祀った小松堂がある。


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