深夜の締めにも、メインディッシュにもなる、京都のラーメンAtoZ

2026年03月31日(火)

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深夜の締めにも、メインディッシュにもなる、京都のラーメンAtoZ

目次

    夜の締めくくりに立ち寄りたい場所といえば、ラーメン屋さん。帰り道の夜ご飯に、飲んだあとの一杯に。ふらりと入れる気軽さと、どんな時間でも温かく迎えてくれる間口の広さは大きな魅力です。

    京都の夜とラーメンは、切っても切れない関係です。帰り道の夜ご飯に、飲んだあとの締めに。ふらりと立ち寄れる気軽さと、どんな時間でも温かく迎え入れてくれる間口の広さはラーメン屋さんの大きな魅力。実はラーメンの激戦区と言われる京都で、夜の時間にピッタリなお店をご紹介します。

    【珍遊(ちんゆう)河原町六角店】昭和25年創業、京都の学生から愛される京都ラーメンの味


    ラーメン激戦区として知られる一乗寺に本店を構える「珍遊」。創業は昭和25年、屋台から始まった老舗のラーメン店です。2011年にオープンした河原町六角店は繁華街のど真ん中にあり、こちらも15年続く人気店となっています。

    じっくり炊き上げた鶏白湯スープは、濃厚でありながら後味はすっきり。その味を支えているのは、京都の老舗「松野醤油」のキレのある醤油です。仕上げに背脂と九条ねぎを散らせば、「背脂チャッチャ系」と呼ばれる京都ラーメンの一杯に。

    麺はスープとよく絡む中細ストレート低加水麺。麺の硬さやネギ、背脂の量は好みに合わせて注文できて、「カタ」(硬め)よりもさらに硬いバリカタや粉落としまで選択OK。昔ながらの中華そば一本のお店ながら、そんな懐の深さも魅力です。チャーシューやメンマも自家製。専門店から仕入れる海苔はスープに浸して好きなタイミングで味わうと、良いアクセントになります。

    人気のトッピングは「味玉」。つややかな断面にとろりとした黄身が食欲をそそり、スープとも相性抜群。「一度食べると玉子なしでは物足りなくなる」とオススメされるのも納得です。

    餃子や唐揚げなどの一品や定食もそろい、しっかり晩ごはんにも、飲みの延長戦にもぴったり。

    パリッと焼き上げた餃子はお箸が進むやさしい味わい。しっかり醤油味の唐揚げは大ぶりで、かぶりつけばじゅわっと旨味が口いっぱいに広がります。合わせるのはビールかライスか? この逡巡もまた、楽しみです。

    替え玉は税込100円、定食のライスは1回までおかわり無料。「学生さんにお腹いっぱい食べてほしい」という思いから、学割サービスも全店で続けられています。替え玉を7回した学生がいたというエピソードもあるほど。学生時代に通った人が社会人になって再び訪れることも多く、思い出の味として愛され続けています。

    住所 京都府京都市中京区新京極通三条下る東入る松ケ枝町457番地7 六角会館1F
    アクセス 阪急京都線 京都河原町駅から徒歩7分
    営業時間 11:00〜23:30(23:00L.O.)
    定休日 なし
    連絡先  075-231-8100
    URL

    https://www.chinyu.jp/

    https://www.instagram.com/chinyu_honten/

     

    【門扇 祇園本店】朝まで営業!締めにもピッタリ、濃厚で優しい鶏白湯ラーメン

    祇園の飲み屋街・縄手通り。ビルの奥、地下に店を構えるのが「門扇」です。
    もともとは伏見区の焼き鳥店として創業し、祇園に進出。鶏鍋の締めに提供していたラーメンが美味しいと評判になり、ラーメン専門店へと発展しました。

    鶏ガラと野菜を長時間煮込んだスープに、特製ダレで煮込んだ鶏チャーシューをトッピング。くったりとした白菜に濃厚なスープがよく絡み、細切りの大根と人参が食感のアクセントを添えます。
    定番の「鶏らーめん」をベースに、坦々麺やカレー、魚介まで豊富なバリエーションを展開。

    目移りしそうなメニューのなかでも、ぜひ味わってほしいのが「酒粕らーめん」です。
    日本酒の副産物である酒粕を、粕汁などで味わうのは関西では馴染み深い食文化。門扇祇園本店の酒粕ラーメンは、伏見の酒蔵「玉乃光」の酒粕を使い、お酒の風味はしっかりと感じながらもクセは控えめ。酒粕に慣れていない人でも食べやすい味わいに仕上げられています。クリーミーなスープにやさしい香りが重なって、思わず飲み干したくなる美味しさです。

    「鶏皮揚げ餃子」をはじめとした一品料理も充実。鶏スープで炊いたカレーも隠れた人気メニューです。辛ニラや高菜、紅生姜など無料の薬味が揃っているのも嬉しいポイントです。

    営業時間は夕方5時から朝5時まで。
    早い時間は観光客の晩ごはんに、夜が更けるにつれて祇園らしい客層に変わっていきます。ピークは午前1時から3時ごろ。夜の店が閉まったあと、締めの一杯や働く人たちの夜食として賑わいます。
    半玉サイズの「ミニ」に加え、麺量4分の1の「ミニミニ」まで用意されているのも、夜遅くに訪れる人が多いお店ならではの心遣いです。

    住所 京都府京都市東山区縄手通白川上ル 祇園一番館ビルB1F
    アクセス 京阪京阪本線 祇園四条駅から徒歩約5分
    営業時間 17:00〜5:00
    定休日 日曜日
    連絡先 075-541-6077
    SNS https://www.instagram.com/gionmonsen/

     

    【京ラーメンさだかず 祇園本店】営業時間は3時間、夜更けにだけ開くラーメン屋さん


    八坂神社の近く、ビルの地下に夜3時間だけ店を開くのが「京ラーメンさだかず」です。
    提灯が灯り、暖簾がかかった屋台風の店構え。入口やカウンターには、芸妓さんや舞妓さんの名刺代わりである千社札がびっしりと貼られ、祇園らしい空気が漂います。

    ラーメンは、鶏ガラスープに豚の甘みを重ねたやさしい味わい。ほろりと柔らかなチャーシューをのせ、九条ねぎをたっぷり盛り、唐辛子をアクセントに散らせば唯一無二の「京ラーメン」の完成です。麺はつるりとした中太麺で、小麦そのものの風味をしっかり感じられます。

    後味はすっきりとしていて、お酒を飲んだあとでもスルッと食べられるよう、麺は少し短めにしているそうです。メニューは「ラーメン」と、チャーシューの種類が変わる「特製ラーメン」のみ……ですが、実はご飯の持ち込みも可能で、塩おにぎりを持参して楽しむ常連さんもいるのだとか。

    店内の席数はわずか4席。ウェイティングボードが用意されており、タイミングが合えばスムーズに入れることもあります。

    「うちのラーメンは胃もたれやむくみ知らず。コラーゲン率も高いから、毎日食べたらこの通り!」と、つやつやのお肌でニカッと笑う店主。遠方から何度も訪れる人や週4回通う常連がいるのは、美味しさはもちろん、その爽やかな人柄もあるのでしょう。
    祇園の夜に灯る、ファンの多い一軒です。

    住所 京都府京都市東山区祇園町北側282-1 祇園ファーストビルB1
    アクセス 京阪京阪本線 祇園四条駅より徒歩約5分
    営業時間 22:00〜1:00
    定休日 日曜日・祝日
    連絡先 075-533-0053


    夜更けの京都で食べるラーメンは、どこか特別。
    歩き回って観光を満喫した後、あるいは夜の賑わいを楽しんだ後に辿り着くその一杯は、きっと心に残る味になるはずです。

    地元で愛される老舗もあれば、学生が多い街ならではの人気店や、飲み屋街の締めの定番など、個性豊かなラーメン店が京都の日常に溶け込んでいます。それぞれのお店のこだわりや心遣いが、今日も美味しい一杯に込められているのです。

    夜の京都の風景とともに思い出す、そんなラーメンに出会ってみてください。


    京都の夜ラーメン一覧

    大豊ラーメン 木屋町店 

    路地裏に灯がともる、木屋町の〆ラーメンの定番。ガツンと塩気の効いた醤油スープがたまらない一杯で、「特製チャーシューメン」も人気です。

    住所 京都府京都市中京区下樵木町191-11
    アクセス 京阪本線 祇園四条駅・三条駅より徒歩約4分
    阪急京都線 京都河原町駅より徒歩約5分
    営業時間 18:00〜翌6:00(金・土・祝前日は17:00〜翌6:00)
    連絡先  075-251-6784
    URL  なし

    らーめん杉千代 


    惜しまれつつ閉店した行列店が復活。豚骨ベースに和風だしを合わせ、自家製醤油だれで仕上げたスープはコク深く、ご飯も進む味わいです。

    住所 京都府京都市中京区米屋町380-6
    アクセス 阪急京都線 京都河原町駅より徒歩約2分
    営業時間 月〜土・祝日 11:30〜23:00、日 11:30〜22:30
    定休日 なし
    連絡先 075-741-7539

    URL

    https://www.sugichiyo.com/

    元祖熟成細麺 香来 壬生本店


    地元民にも人気のエリア・四条大宮で深夜まで賑わうラーメン店。鶏ガラ豚骨醤油のラーメンのほか、野菜たっぷりの香来麺や台湾まぜそばなど、個性あふれるメニューが揃います。

    住所 京都府京都市中京区壬生馬場町35番地5
    アクセス  阪急京都線 大宮駅より徒歩約5分
    市バス「みぶ操車場前」バス停すぐ
    営業時間 11:00〜3:00
    連絡先 075-822-6378
    SNS https://www.instagram.com/ko__rai/


    京辛麺 KYO-KARA 京都木屋町本店 


    卵が絡む旨辛スープで、辛さは25段階まで調整可能。麺の種類などもカスタマイズでき、自分好みの辛麺が楽しめます。日・祝以外は朝まで営業しているので、刺激的な締めの一杯にぴったり。

    住所 京都府京都市中京区山崎町258-24
    アクセス 京阪本線 三条駅より徒歩約5分
    阪急京都線 京都河原町駅より徒歩約6分
    営業時間  火〜金 18:00〜翌6:00、土祝 12:00〜15:00/17:00〜翌6:00、日 12:00〜15:00/17:00〜24:00(月曜定休)
    連絡先  075-252-0186
    URL https://kyo-kara.com/

    らぁ〜めん京 祇園本店


    八坂神社のすぐ近く。鶏と野菜の旨みを凝縮した白湯スープが自慢のラーメン店。豊富なメニュー展開で、「西京味噌らぁ~めん」は深夜にも優しい一杯です。

    住所 京都府京都市東山区祇園町北側303
    アクセス 京阪本線 祇園四条駅より徒歩約8分
    市バス「祇園」バス停すぐ
    営業時間 月〜木11:00〜22:00(21:30 L.O.)、金・土 11:00〜2:30(2:00L.O.)
    定休日 なし
    連絡先 075-541-1385
    URL https://www.ramen-miyako.com/index.html

    おかる 


    芸舞妓さんや芸能人も訪れる祇園の老舗。うどんがメインですが、実は隠れた人気メニューが「中華そば」。すっきりとした鶏ガラスープが夜更けに染みる一杯です。

    住所 京都府京都市東山区富永町132-6 おかるビル1F
    アクセス  京阪本線 祇園四条駅より徒歩約3分
    阪急京都線 京都河原町駅より徒歩約5分
    営業時間 月〜木 11:00〜15:00/17:00〜翌2:00、金土 11:00〜15:00/17:00〜翌2:30、日 11:00〜15:00
    連絡先 075-541-1001
    URL  なし

    中華そば高安 


    1999年創業。ラーメン店が集中する一乗寺に店を構え、京都生まれの「京都とんこつラーメン」を提供する唯一無二のお店です。カレー風味の巨大な唐揚げも名物。

    住所 京都市左京区一乗寺高槻町10番地
    アクセス  叡山電鉄 一乗寺駅より徒歩5分
    営業時間  AM11:30~翌日AM2:00(通し営業)
    連絡先 075-721-4878
    URL  https://www.takayasuramen.com/


    大黒ラーメン 京都伏見本店


    創業約40年。京都伏見のソウルフードとも呼ばれる、老若男女に愛されるラーメン屋。ラーメン1杯600円という手軽さに加え、帰りに100円割引き券が貰えるので、次回から500円で味わえます。

    住所 京都府京都市伏見区京町大黒町118
    アクセス 近鉄京都線「 桃山御陵前」駅・京阪 本線「伏見桃山」駅より各徒歩3分
    営業時間 11:00〜22:30
    定休日 月曜日
    連絡先 075-612-3153
    URL https://daikokuramen.jp/
    SNS https://www.instagram.com/daikokuramen.jp/

    麺屋 龍仙


    濃厚かつ後味スッキリな極上スープが魅力。京都の老舗醤油や特注麺、九州産豚の煮豚が調和し、素材本来の旨味を丁寧に引き出した「麺屋 龍仙」ならではの一杯です。

    住所 京都府長岡京市今里2-19-2
    アクセス 阪急京都線 「長岡天神」駅より徒歩18分
    営業時間 平日:11:00~15:00、18:00~22:00
    土曜日・祝日:11:00~22:00
    日曜日:11:30~21:00
    ※昼の営業は10分前オーダーストップ
    ※夜の営業は30分前オーダーストップ
    定休日 月曜日
    ※臨時休業有り
    ※売り切れ閉店有り
    連絡先 075-955-2884
    URL http://www.ryu2.co.jp/

    無双心 


    京都府亀岡市の地元食材を活かした鶏豚骨ベースの看板メニュー「無双心らーめん」が人気。こだわり抜いた独自の「ベジポタスープ」の深い味わいが特徴です。

    住所 京都府亀岡市古世町1丁目13-2
    アクセス JR嵯峨野線  亀岡駅より徒歩20分
    営業時間 11:30〜21:00
    定休日
    連絡先 0771-25-5520
    URL https://musoshinbase.theshop.jp/


    ※情報は2026年3月時点のものです

    企画・取材・執筆|狸山みほたん
    撮影|岡安いつ美
    編集|株式会社ツドイ
     

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