京都市東山区清水八坂上町388
法観寺は臨済宗建仁寺派の寺院で、八坂の塔は通称名。伝承によると、聖徳太子が崇峻2年(589)に如意輪観音の夢のお告げにより塔を建て、仏舎利を納めたのが創始といわれる。境内には木曽義仲の首塚がある。義仲は寿永2年(1183)、倶利伽羅峠で平氏の軍を破ったあと上洛。その後、征夷大将軍に任ぜられたが、宇治で、源範頼・義経の軍を迎え撃つが敗れ、近江の粟津で討死した。拝観は不定期。