2019年11月11日(月)
京都在住のライターがおすすめする「京都の朝」2019年11月号
「朝もみじ」人気スポットだからこそ朝行く価値がある
秋が深まると、京都の名所旧跡にはいつにも増して大勢の観光客が訪れます。それでもやはり、一度は京都の名所で紅葉を眺めてみたいという方へ、ぜひともオススメしたいのが「朝もみじ」です。まだ人の少ない早朝に訪れることで、静寂の中じっくりと紅葉を楽しむことができます。昼間は人でにぎわう人気スポットだからこそ、朝行く価値を感じられるはずです。
臨済宗の禅刹「天龍寺」は、観光エリア・嵐山の中でも人気のスポット。通常の開門は朝8:30からですが、11/16~12/1の期間は、早朝7:30から曹源池庭園の早朝参拝をしています。世界遺産である境内の曹源池庭園は、嵐山の遠景を借景に作庭されており、色づく嵐山の眺めとともに庭園の紅葉を愛でることができる、とっても贅沢な空間となっています。
また、秋になると特に人出が増える「東福寺」、ふだんは朝9:00から開門のところを、11/1~12/8までは朝8:30から見学することができます。通天橋が有名ですが、臥雲橋、偃月橋からの眺めも必見です!
さらに紅葉スポットが集まる東山の「南禅寺」界隈も「朝もみじ」に絶好の場所! 南禅寺発祥の地「南禅院」、塔頭の「金地院」や「天授庵」にも足を運んでみてください。
天龍寺 曹源池庭園
【プロフィール】
江角悠子(えずみゆうこ)
京都在住のフリーライター、ときどき大学講師。書籍・雑誌・Webの京都特集で記事を執筆している。
※2019年11月現在の情報になります。掲載内容に変更の場合もありますので、事前にご確認ください。