朝観光のススメ

2020年02月07日(金)

朝観光

京都在住のライターがおすすめする「京都の朝」2020年2月号

底冷えの京都、1日の始まりはぬくぬくの朝風呂から。


11月の夜京都で取り上げたのは、深夜まで開いている銭湯でしたが、今回は朝から開いている「銭湯」を紹介します。
底冷えで知られる冬の京都、朝から銭湯でほっこりと温まって、いざ京都観光!というプランはいかがですか。

800メートルも続くアーケードに昔ながらの商店やカフェ、雑貨屋などがひしめき合って並ぶ「京都三条会商店街」。
観光地としても人気となったこの商店街から近い場所にあるのが、「トロン温泉稲荷」です。平日は15:30からの営業ですが、日曜日は9:00からオープン。(※タオル・石鹸・シャンプーは無料貸出。)
変わった名前のトロンとは、地上にわずかしか存在しない天然のトロン温泉を科学の英知によって再現したもので、効能は神経痛や肩凝り、冷え性など。
近くには世界遺産・二条城や平安最古の史跡でもある神泉苑といった名所もあり、お出かけ前のひとっ風呂にぴったりです。





次に紹介するのは、幅広い年代の方に人気の「東映太秦映画村」からも近い「やしろ湯」。土・日・祝は、朝6:00から開いています。
中は、街の銭湯とは思えない広さで、子どもならちょっとしたプール気分といったサイズ!
京都市内を走る唯一の路面電車・嵐電「蚕ノ社(かいこのやしろ)駅」からも徒歩2分のところにあり、路面電車+銭湯という組み合わせで、ローカルな京都をたっぷり味わえそうです。



京都水族館から徒歩圏内で行けるのが、日曜朝 7:00から営業をしている「小町湯」。
深風呂、浅風呂があるほか、水風呂に電気風呂、薬湯、寝湯、サウナ、ミストサウナ、さらに露天風呂まであるという充実ぶり!
これを銭湯の入湯料450円で楽しめるというのだからお得感がすごい。





身体の芯から温まる朝風呂を味方にして、冬の京都を満喫しましょう!


【プロフィール】
江角悠子(えずみゆうこ)
京都在住のフリーライター、ときどき大学講師。書籍・雑誌・Webの京都特集で記事を執筆している。
 

観光トピック

京都市内には、まだまだ朝風呂に入れる銭湯施設がございます。
朝観光「京都の朝風呂」記事にてご紹介しておりますので、こちらもどうぞご覧ください。

※2020年2月現在の情報になります。掲載内容に変更の場合もありますので、事前にご確認ください。