夜観光のススメ

2019年10月18日(金)

夜観光

京都在住のライターがおすすめする「京都の夜」2019年10月号

『芸術の秋、夜にこそ訪れたい美術館』  

 
 いつもと一味違う「芸術の秋」を楽しんでみませんか。通常17:00には閉館する美術館が多いなか、最近は週末だけ時間を延長して開いているところも増えています。しんと静まりかえる夜の美術館だからこそ、普段とはまた違った感覚でドラマティックに作品を楽しめそうです。そこで今回の「夜観光」では、18:00以降も楽しめる「ナイトミュージアム」をご紹介します!

 
   京都ゆかりの文化財を収蔵する「京都国立博物館」は金曜日、土曜日は20:00まで開館。明治28年竣工の明治古都館(重要文化財)や世界的建築家・谷口吉生氏の手がけた平成知新館と、見ごたえある建築物がライトアップされ、夜だけの幽玄な姿を見られるのも魅力です。
    
   
 
   飲食店も多く賑やかな三条通に面する「京都文化博物館」は、通常18:00までのところを金曜日に限り19:30まで延長しています。京都駅に直結する美術館「えき」KYOTOは連日20:00まで。どちらも食事やお買い物のあとにふらりと立ち寄れます。
 
   また、国内外の近代美術品約12,000点を収蔵する「京都国立近代美術館」は、金曜日、土曜日は20:00まで開館。岡崎公園も近く、落ち着いた夜の岡崎エリアを散策してみるのもおすすめ。街に静けさが戻ってくる夕暮れ時や暗くなる時間帯を狙って、この秋は「ナイトミュージアム」へ行ってみませんか。(※いずれも入館は閉館30分前まで)


【プロフィール】
 江角悠子(えずみゆうこ)
 京都在住のフリーライター、ときどき大学講師。書籍・雑誌・Webの京都特集で記事を執筆している

※2019年10月現在の情報になります。掲載内容に変更の場合もありますので、事前にご確認ください。