歴史ある名建築の中で芸舞妓の優雅な踊りと冷えたビールを堪能できる「先斗町 ザ・プレミアム・モルツ ビアホール in 歌舞練場」は、特別な夏の思い出作りにぴったりです。歴史の息吹を感じる重厚な劇場建築や、近年話題を呼んだ映画『国宝』のロケ地としての舞台裏に触れながら、このプレミアムなビアホールの楽しみ方をレポートします。

憧れの花街、先斗町へ。昭和モダニズムが息づく名建築に足を踏み入れる

西日が少し傾きかけた夕暮れ時、三条通から細い石畳の先斗町通へと足を踏み入れました。
情緒ある町家の合間をぬって進むと、目の前に現れる重厚なレンガ造りの建物。
これこそが、明治5年(1872年)から続く「鴨川をどり」の舞台として知られる先斗町歌舞練場です。

劇場建築の名手・木村得三郎の設計により、昭和2年(1927年)に完成したこの近代名建築は、外観を見るだけでも圧倒されます。
屋根には中国の「蘭陵王」の舞楽面を模した鬼瓦が据えられ、東洋と西洋のデザインが見事に融合した独特の佇まい。普段は観劇などの機会がないと入る機会がないこの歴史的建造物の中に、「ビアホール」という形で気軽に入場できることが、このイベントの大きな魅力です。
一歩館内へ入ると、ひんやりとした心地よい冷気とともに、どこかレトロで洗練された昭和モダンの空間が広がります。
映画『国宝』の世界が重なる、ファン垂涎の聖地巡礼
そして、この先斗町歌舞練場、歌舞伎界の光と影を描いて昨年2025年に大ヒットした映画『国宝』で、主人公の喜久雄と俊介が出会う重要なシーンのロケ地として使用されました。ビアホールの会場へと向かう階段や廊下を歩いていると、映画のスクリーンのなかに迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
芸舞妓さんとの会話に弾む、極上の直送ビール
イベントの舞台は、普段は一般に公開されていない、芸舞妓さんたちの格式高い「お稽古場」です。
畳の上にテーブルと椅子が設えられた冷房が効いた快適な空間で、まずはウェルカムドリンクの「ザ・プレミアム・モルツ」で乾杯します。

長岡京市にあるサントリーの京都ビール工場から直送されたばかりの生ビールは、きめ細やかな泡と華やかな香りが格別で、夏の京都の暑さが一気に吹き飛んでいきます。喉を潤していると、華やかな着物姿の芸舞妓さんが回ってきてくれました。

「ようお越しやす」やわらかい京言葉とともに、私たちのテーブルへ挨拶に来てくれます。
最初は緊張してしまいますが、気さくに話しかけてくれるので次第に会話も弾みます。「普段はどんなお稽古をされているんですか?」「夏の京都のおすすめは?」など、普段は敷居が高いお座敷でしか聞けないようなお話を、ビールを片手にカジュアルに愉しめるのがこのビアホールの醍醐味です。お持ちのスマートフォンで一緒に記念撮影をしてもらえる時間もあり、一生の思い出が残せます。
老舗の味に舌鼓、そして目の前で繰り広げられる華麗なをどり
お酒とともにいただくのは、先斗町の老舗料理店が手がけた特製のお弁当や厳選されたおつまみです。

京都の旬の食材をふんだんに使った上品な京料理は、ビールのコク深い味わいとも相性抜群。見た目にも美しく、五感で京都の夏を実感させてくれます。
宴が最高潮に達する頃、会場の照明が少し落ち、いよいよ芸舞妓さんによる踊りの披露が始まります。

先ほどまで笑顔で気さくに話していた彼女たちの表情が一変し、凛とした美しさを纏って舞う姿には思わず息を呑みます。地方(じかた)さんが奏でる三味線の音色と唄が響き渡る中、伝統を受け継ぐ洗練された所作が目の前で繰り広げられる贅沢感です。

ビアホールの前後に先斗町周辺の散策も

夜の歌舞練場周辺は、先斗町の石畳の路地には、提灯の明かりが灯り、隣を流れる鴨川のせせらぎや川床の灯りと共に、京都らしい幻想的な雰囲気のなかで散策を楽しめます。

先斗町 ザ・プレミアム・モルツ 神泡ビアホールin歌舞練場基本情報

| 住所 | 京都市中京区先斗町通三条下ル 先斗町歌舞練場3階 |
| 連絡先 | 075-221-2025 |
| アクセス | 京阪電鉄「三条駅」下車 6番出口より徒歩5分 阪急電鉄「京都河原町駅」下車 1番出口より徒歩10分 |
| 営業日 | 2026年8月6日(木)~8月19日(水) |
| 営業時間 | 17:30~20:30 (第1部17:00~18:30、第2部19:00~20:30 各部定員40名) |
| 料金 | お1人様8,000円 20歳未満4,000円 未就学児無料 |
| 予約サイト | ザ・プレミアム・モルツ 神泡ビアホール in 歌舞練場(ポントチョウザプレミアムモルツカミアワビアホールインカブレンジョウ) | チケットぴあ[イベント イベントその他のチケット購入・予約] |
| ぴあInstagram | https://www.instagram.com/p/DaejuoLGpum/ |
記事制作:京都市観光協会誘致事業課 「朝観光・夜観光」担当
記事制作協力:サントリー株式会社、株式会社電通クリエイティブピクチャーズ