今でもよく使う京ことば2

今でもよく使う京ことば2
いまでもよくつかうきょうことば2
「イケズ」とは、簡単にいえば意地悪。語源は「行カズ」で、尋常に行かないことからきているとのことです。「人にイケズしたらあかんえ」と、親は子をしつけます。けれど、このいけずには使い道がいろいろとあるのです。面と向かってほめられると、照れ隠しに「イケズ言わんといて」と言ったりもします。「アカン」もいけない、駄目だということですが、「あの人はアカンえ」「気のアカン子や」といった使い方もあります。丁寧に言う場合は「アキマヘン」「アカシマヘン」を使います。例えば祖母「いつまでもテレビ見てたらアキマヘンえ」孫娘「うち、このドラマどうしても見たいねん」祖母「あした学校遅刻しまっせ」孫娘「かまへん、あした土曜日やし学校休みやもん」祖母「そんなことばっかりゆうて。ええかげんにして、はよ寝なアカシマヘンで」「いつまでもテレビを見てたらいけません」「はやく寝なさい」に比べて愛情を感じませんか?