子どものあそび

子どものあそび
こどものあそび

私の子どものころ(昭和30年代)は外遊びばかりしていました。「かくれんぼするもん、この指とーまれ」、そんな懐かしい光景が思い出されます。大通り以外は車も少なく、そこかしこに原っぱもありました。「ケンケン」(片足とび)をしたり、「ハシリ」(かけっこ)をしたり、思いっきり走り回って、楽しい子ども時代でした。地蔵盆はご存じですか? 夏、各町内にある地蔵堂に子どもたちが集まる小さなお祭りです。大きな長い数珠を輪になって回してふさのあるところが来たら「アン」と言ってお地蔵さんを拝んだり、花火や盆踊りではしゃいだり・・・・・・。お供えのお菓子やスイカは地蔵盆がすめば子どもたちがもらいます。子どものころはそれが何よりの楽しみでした。そのころ、子どもたちは縦社会を作って遊んでいました。大きい子が中心になって小さい子の面倒を見ながら遊びます。「ヨセテ」(仲間に入れて)と言ってきた子は誰でも仲間に入れたものです。でも要領の良い子、悪い子はどこにでもいるので、いつも「ベベタ」(ビリ)になる子がいます。そんな子に年長の子がこっそり「スイバ」(秘密の場所)を教えてやります。ロージの奥にパーッと広がる別世界。野いちごがたくさんある原っぱです。「誰にも言うたらあかんで、2人だけの秘密や」。人の優しさにふれた温かい思い出を、誰もが一つは持っているものではないでしょうか。

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