祇園祭の実施期間

祇園祭の実施期間
ぎおんまつりのじっしきかん

祇園祭は7月まるまる1カ月間続きます。中でも宵山(前祭14-16日、後祭21-23日)・山鉾巡行(前祭17日、後祭24日)が余りにも有名であるため、そのころだけの祭礼と思われがちですが、実は祇園祭の諸々の神事・行事は7月1日の「長刀鉾(なぎなた)の稚児(ちご)お千度」・「切符入り」から始まり、連日のように続きますが、2日の「籤(くじ)取り式」、7日の「綾傘(あやがさ)鉾稚児社参」、10日の「神輿(みこし)洗い」、13日の「長刀鉾稚児社参」、「久世駒形(くぜのこまがた)稚児社参」、14-16日の「宵山」(後祭は21-23日が宵山)、17日の「前祭 山鉾巡行」、17日夕刻から夜にかけての「神幸祭(しんこうさい)」、24日の「後祭 山鉾巡行」・「花傘巡行」・「還幸祭(かんこうさい)」を経て、31日の疫(えき)神社(八坂神社境内)の「夏越祓(なごしのはらえ)」で終了します。これら以外にも各町内で個別の行事があり、八坂神社でも「式包丁(しきぼうちょう)」や「石見神楽(いわみかぐら)」などさまざまな奉納行事があります。また日程は毎年変わりますが、「みやび会」社参といって、祇園甲部の舞妓・芸妓らのきれいどころが、舞の井上流の家元と一緒に浴衣姿でお参りして、お千度する姿も良いものです。これは公式の行事ではありません。

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