弓矢は、武家や公家の鍛練や儀式に使われる日常的な道具でした。江戸時代(17~19世紀)には、各藩がおかかえの弓矢師(ゆみやし)を雇ってそれぞれの製作技術を保護してきました。明治以降は需要が減少しますが、儀式や飾りに使う有職式矢(ゆうそくしきや)は、京都を中心に作り続けられてきました。その種類は多く、鏑矢(かぶらや)、神頭矢(じんとうや)など十種類以上にものぼります。最近では中・高校生を中心に弓道人口が増加したことによって、稽古矢としての用途が広がっています。

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