黄楊櫛

黄楊櫛
つげぐし

京都の黄楊櫛の生産は、平安時代(8末~12世紀)からの長い伝統をもっています。黄楊の木は材質が柔らかく地肌を傷つけない、静電気を起こさないなど、櫛にとって理想的な性質をもっています。一般の櫛だけでなく、西陣織の綴織(つづれおり)に使う櫛、京人形の結髪(けっぱつ)用の櫛など、京都ならではの幅広い用途に使われています。原木(げんぼく)の乾燥に17年もの歳月をかけるなど、歴史に培われた手間ひまをかけた製法技術によって、手づくりの櫛が生まれます。

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