丸竹夷

丸竹夷
まるたけえびす

碁盤目状に通りが並ぶ、京の町ならではの京都の通りを順番に歌ったわらべ唄。
子供たちに通りの名を覚えさせ、迷子にならぬようとの親心から生まれたとおもわれる。
上の唄は北から南へ、下の唄は東から西へ、通り名のかしら文字などを綴って歌詞になっていて、「まるたけえびす」は丸太町通、竹屋町通、夷川通のこと。

【東西の通り】(北から)
丸 竹 夷 二 押 御池 
姉 三 六角 蛸 錦 
四 綾 仏 高 松 万 五条 
雪駄ちゃらちゃら魚の棚 
六条 三哲とおりすぎ 
七条 こえれば八 九条 
十条 東寺でとどめさす

【南北の通り】(東から)
寺 御幸 麩屋 富 柳 堺 
高 間 東 車屋町 
烏 両替 室 衣 
新町 釜座 西 小川
油 醒井で 堀川の水
葭屋 猪 黒 大宮へ
松 日暮に 智恵光院
浄福 千本 さては西陣

※諸説あります

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