桟瓦

桟瓦
さんがわら

方形で中央が凹み、波形になった瓦。現在、一般に多用されている瓦だが、江戸前期、京都・深草の瓦師が発明した。それ以前は、平瓦と丸瓦を交互に並べる本瓦ぶきで、町家では高価で手が届かず、板ぶきやこけらぶきだった。平瓦と丸瓦を兼ねた桟瓦の発明で町家にも瓦ぶきが普及するようになった。

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