明月記

明月記
めいげつき

鎌倉初期の公家・歌人藤原定家の日記。記載は治承4年~嘉禎元年(1180~1235)にわたる。内容は多彩で治承・寿永の乱ころの京都の動揺、鎌倉幕府成立後の関東と京都との関係など、院政期から鎌倉初期の政治史を知る基本史料。また八条女院御所や尊勝寺の荒廃など、古代から中世へかけての京都の都市景観の変貌を示す記事も多い。さらに父俊成よりうけ継いだ歌道の記事も詳細で、歌道を家の業とし、定家が一種の職業歌人化していく過程がうかがえる。所領の訴訟関係の記事も合わせて、鎌倉初期の中流貴族の生活をよく語る。

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