今昔物語集

今昔物語集
こんじゃくものがたりしゅう

平安後期の説話集。成立年代は院政期の初め頃とみられ、作者・編者については源隆国・鳥羽僧正などともいうが不詳。天竺(インド)・震旦(中国)・本朝(日本)に伝わる説話1000余話を収録。各説話は「今は昔」で始まり、「となむ語り伝へたるとや」で終わる。主に仏教的説話を収めるが、本朝世俗部には院政期の京都や地方の武人・庶民などの生活を伝えるものが多い。京都を舞台とした芥川龍之介の「羅生門」「薮の中」「六の宮の姫君」などはすべてこの物語に取材。

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