京黒紋付染

京黒紋付染
きょうくろもんつきぞめ

黒紋付染(くろもんつきぞめ)は、17世紀初頭に確立されたといわれています。江戸時代(17~19世紀頃)、武士の間でびんろうじという植物染料による黒紋付が愛用されました。染料に含まれるタンニンが刀を通さないほど絹地を強くし、護身用として使われたのです。現代、紋付羽織袴(もんつきはおりはかま)や女性の喪服などが国民の礼服となり需要は高まりました。京都の黒紋付染(くろもんつきぞめ)は、明治以降ヨーロッパの染色技術や化学染料の導入によって磨かれ、藍下(あいした)、紅下(べにした)や「三度黒(さんどぐろ)」などの技法が確立されました。深みのある黒色が特色です。

「京の用語集」一覧に戻る