京うちわ

京うちわ
きょううちわ

日本のうちわは、そのかたちから中国系、朝鮮系、南方系の3つに大別できます。京うちわは、南北朝時代(14世紀)に伝わった朝鮮団扇の流れを汲み、細骨(さいこつ)を1本ずつ放射状に並べて便面(びんめん)(うちわの面)を作り、後から柄(え)をつけた「挿柄(さしえ)」の構造が特徴です。「御所うちわ」とも呼ばれ宮廷でも使われただけに、上質の嵯峨(さが)産の竹を使い、柄(え)には漆に金彩(きんさい)といった優美な細工がほどこされています。便面(びんめん)の彩画(さいが)も日本画のような完成度があり、美術工芸品としても賞賛されています。

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