法界寺 阿弥陀堂

法界寺 阿弥陀堂
ほうかいじ あみだどう

法界寺にある平安時代建築の国宝建造物。藤原時代に起こった浄土教の流行や、末法思想等の影響で各地に建てられた典型的な阿弥陀堂建築の一つ。五間五面の檜皮葺、宝形造で,周囲一間の廂を付し、一見方七間の重曹建築の感がある。屋根には宝珠露盤を置き、屋根の勾配もゆるやかで、外観は、軽妙温雅である。
 内陣には、阿弥陀如来を取り巻く長押の上の漆喰の壁間に天人壁画(重文)が描かれ、法隆寺金堂壁画焼失後、完全なものとしては最古のものとなり、日本絵画史上貴重な存在となった。やさしい眼ざし、さわやかな表情の飛天が空中より散華して本尊に供養する姿が軽快なタッチで自由奔放に描かれている。外壁には弥陀の坐像(重文)、四天柱には金剛界曼荼羅の一部と覚しき仏像と宝相華(重文)が交互に彩色され、支輪、各天井にも宝相華が描かれている。
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