醍醐寺 五重塔

醍醐寺 五重塔
だいごじ ごじゅうのとう

醍醐天皇の菩提を弔うため、第一皇子・朱雀天皇が承平6年(936)に着工し、第二皇子・村上天皇の天暦5年(951)に完成しました。高さは約38メートルで屋根の上の相輪は約13メートルあり、相輪が塔の三分の一を占め、安定感を与えています。五重塔は建物自体国宝に指定されていますが、それとは別に初層の内部に描かれた壁画も独立して国宝に指定されています。
この壁画は日本の密教絵画の源流をなすものといわれており、両界曼茶羅の諸尊や真言八祖像が余すことなく描かれています。これらは十世紀の絵画としては唯一のものといってよく、制作年代の明確な仏画の秀作として高く評価されています。中でも真言八祖像にある空海像は、現存する空海の画像としては日本最古のものであり、その意味からも貴重なものといえます。
毎月29日には(2月は28日)、五重塔開扉納経法要のため、当日、醍醐寺で写経をされた写経奉納者のみ外から拝観できる。

「京の用語集」一覧に戻る