京都の代表的絵画

京都の代表的絵画
きょうとのだいひょうてきかいが
絵画は紫外線に弱いため、寺社などでそのまま拝観できるところは極めて限られています。やはり外光をシャットアウトし、温度と湿度を一定に保つことのできる宝物館などの施設で保管した方が安全です。そのような設備で安心して見学できるのは、ほぼ1年を通じて公開しているのは「智積院(ちしゃくいん)」宝物館内の国宝「楓図・桜図」(5月まで出品中)、「二条城二の丸御殿」の襖絵が収められた収蔵庫。「妙蓮寺」宝物館の奥書院と玄関之間の障壁画、豊国神社宝物殿の「豊国祭礼図屏風」などです。また寺院の宝物館でも春・秋には仏画など寺宝の絵画類も公開しています。例えば仁和寺の国宝「孔雀明王像図」、東寺の「両界曼荼羅図」、醍醐寺の「別尊曼荼羅(べっそんまんだら)」(展示替えもあるので事前にお問い合わせを)。またどうしても寺院で、本来の場所で拝観したい時は、聖護院宸殿の襖絵(事前予約必要な時期あり)、実相院客殿の襖絵、あるいは毎年5月1日から5日間限定で特別公開している「神護寺」の国宝「伝源頼朝像」「伝平重盛像」がおすすめです。