台座と光背

台座と光背
だいざとこうはい

「光背(こうはい)」とは、仏様の御光(ごこう)を表したもので、ほとんどの仏像はセットになっています。しかし、仏像が彫られた当初から同じ光背が残っている場合は稀(まれ)で、この光背で仏像を判別することは、現在では困難です。有名なところでは阿弥陀如来(にょらい)の輪光背という、阿弥陀籤(くじ)のモチーフとなった光背ですが、これも例外がありますが、比較的、阿弥陀如来像と見て良いでしょう。また不動明王は火炎光背といいまして、炎の光背を背負っています。「迦楼羅(かるら)」という太楊の神をモデルにした火炎で特に、「迦楼羅炎」と呼ばれます。また「光背」と共に、仏像本体にとってはなくてはならない存在が「台座」です。「仏像」と「光背」と「台座」、これらは3点セットなのです。どれかが欠けてもいけません。ですから台座の無い仏像のことを「台無し」といいます。台座は蓮の花が圧倒的に多いのですが、中には岩の上に載る仏像もあり、その中でも瑟瑟座(しつしつざ)という岩をデザイン化した台座(雛人形の菱餅の様)にいらっしゃるのは不動明王です。

「京の用語集」一覧に戻る