六観音像

六観音像
ろくかんのんぞう

「六観音」とは、観音菩薩(ぼさつ)の基本変身パターンです。観音菩薩は生きとし生けるものを救うため、いろんな姿に変身して救済に向かうと信じられています。その基本変身パターンが六種類有り、応用変身パターンが33あると考えてください。「六観音」とは「聖(しょう)観音」「十一面観音」「千手観音」「如意輪(にょいりん)観音」「馬頭(ばとう)観音」「准胝(じゅんてい)観音」。宗派によっては最後の「准胝観音」の代わりに「不空羂索(ふくうけんじゃく)観音」がメンバー入りする場合もあります。ですから「六観音」とはいえ実際には、「七観音」いるのです。ではなぜ「六」なのか? ということですが、これは観音菩薩が「六道」の救済任務にあたっていたころ、向かう「六道」によってその姿を変えていたからとされています。天道では「如意輪観音」、人道では「准胝観音」、修羅道では「十一面観音」、飢鬼道では「千手観音」、畜生道では「馬頭観音」、地獄道では観音菩薩の原型である「聖観音」という具合でした。

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