京都の代表的仏像

京都の代表的仏像
きょうとのだいひょうてきぶつぞう

国宝仏像の数(件数)で多いのは、「東寺」と「広隆寺」です。東寺の講堂には「立体曼陀羅(まんだら)」とも呼ばれるように、「五智如来(にょらい)」「五菩薩(ぼさつ)」「五大明王(みょうおう)」「四天王(てんのう)」「梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)」と21躯の仏像が秩序だって実に整然と並んでいます。また広隆寺には、有名な「弥勒菩薩像」がいらっしゃいます。実は、広隆寺にはもう一躯の「弥勒菩薩像」が伝わります。一般的に前者を「宝冠弥勒像」(弥勒菩薩半跏思惟像)、後者を「宝髻弥勒泣き弥勒」と呼んでいます。また、古さでは「蟹満(かにまん)寺(相楽郡)」の「釈迦如来像」と「観音寺(京田辺市)」の「十一面観音像」が際立っています。前者は金銅製でその製作年代は白鳳時代から天平時代。後者は木心乾漆(もくしんかんしつ)像で天平時代の製作とされています。いずれも京都に都がおかれる前の時代の仏像ですから、優に1200年を超えて昔、ということになります。また個性派では「鞍馬寺」の「毘沙門天(びしゃもんてん)像」と「浄瑠璃寺」の「四天王像」でしょう。前者は「毘沙門天」を中心に、奥さんである「吉祥天(きっしょうてん)」と息子の「善膩師童子(ぜんにしどうじ)」が両脇に控えます。後者は四天王の内、現在お寺には「持国天(じこくてん)」と「増長天(ぞうちょうてん)」のお二方しかいませんが、敢然と仏法を護らんとする迫力は充分伝わってきます。

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