祖師像

祖師像
そしぞう

宗派の祖師(パイオニア)や高僧などの像を指しますが、在家にあって日本仏教の発展に大いに尽力された方といえば「聖徳太子」です。彼の像も祖師像といってよいでしょう。政治家としても宗教家としても高く評価されている聖徳太子の像はおおよそ3パターンあります。2歳のときの「南無仏太子像」というかわいらしい幼児像。12歳のときの「太子孝養像」は柄香炉(えこうろ・えごうろ)を持つ純心な少年像。42歳の時の「勝鬘経講讃(しょうまんぎょうこうさん)像」は厳しい表情をした壮年時代の像です。また「聖徳太子」像と同じくよく見かけるのは「弘法大師(空海)」像ですね。京都のみならず全国各地に残る弘法大師伝説は、仏教のみならず、土木技術や語学や医術なども極めていたという空海の超実践的な生き方が反映されているのです。まさに平安仏教界のスーパーマン的存在。弘法大師像は42歳ごろの「厄除け大師像」が比較的よく見かけられます。右手に「五鈷杵(ごこしょ)」という密教法具を持ち、胸の前に持っているポーズが一般的です。

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