摂社と末社

摂社と末社
せっしゃとまっしゃ
神社には祀られている神様がおひと方だけということは少ないようで、ほとんどの場合は複数の神様を祀っています。大きな神社になれば、その数も多くなりますね。本殿に祀られている神様がメインの神様(主祭神)だとしますと、境内にある祠(ほこら)=小さな社殿=にお祀りされているのがサブの神様。そしてそんな、サブの神様を祀る小規模の社殿を「摂社」あるいは「末社(まっしゃ)」と呼んでいます。「摂社」は主祭神と関係の深い神様を祀っている場合。「末社」とは主祭神とはあまり関係のない、客分の神様を祀っている場合とおおよそ区別されているようです。「赦免地踊(しゃめんちおどり)」で有名な秋元神社は八瀬天満宮の摂社であり、また中には「境外摂社」というものもあり、これは境内ではなく外にある摂社のことで、例えばカキツバタで有名な「大田神社」は上賀茂神社の境外摂社にあたります。